いろんなところで情報が細切れで伝わるがゆえに、
”FPVゴーグルをつけるのに免許が必要だ”、という解釈をしていらっしゃる方もいますので今一度整理してみますが、
まずはじめにFPVゴーグルを装着すること(映像を受信すること)に一切免許も資格もいりません!すぐにFPVゴーグルを手に入れて飛行するドローンの映像を盗み見することができますよ!
ただし、操縦する、電波を発する上では、電波法と航空法が少し絡んできますので少し注意してください!
個人的には、結局形骸化してしまっている免許も資格も全然いらないし、って思っていますというのを声を大にして言っておきます。
FPVの仕組みとは?
ドローンでゴーグルをかけて、ドローンのカメラに映し出される映像を見ながら操縦する、これがFPVドローンレースの基本スタイルです。操縦は世界的にも2.4Ghz帯のコントローラーを使うことが大半です。915Mhzなどを利用したロングレンジ用のコントローラーも一部利用されていることが増えています。
一方、映像を送受信するのに利用しているのは、5.8Ghz帯が多いです。実際には5650Mhz~5950MHzくらいですね。このように操作と映像は別系統の無線電波を使っているのがドローンレースでは特徴的です。DJIなどの空撮機の多くは、この操作と映像を2.4Ghzにミックスされて日本では展開されていることがほとんどです。1つにまとまって便利なのですが、途中で映像が切れたり、最悪コントロールにまで影響が出てゴーホームがかかる、ということがありますよね?
この切り分けのためにFPVドローンレースでは、操作系を2.4G、映像系を5.8Gと分けて運用しています。
周波数帯と免許のいろいろ
ただでさえ2.4Ghz帯は限られた帯域で多くの電子機器が利用しているので非常に込み合っています。電波は有限なリソースなので、同じ帯域にたくさんの電波が飛び交えば干渉して正しく送受信できなくなることがあります。2車線道路とはいえ一気に大量の車は通れませんよね。では、なぜ2.4Ghzがこんなに混み合っていて人気なのかというと、
- ISMバンドとして一定条件をクリアすれば、ユーザは免許不要で利用できる周波数帯だから
というのが大きいと思います。ここで免許というワードが出てきましたが、総務省管轄の電波法では原則として電波を”送信”するものは免許が必要とされています。つまり特別なことがない限りは免許や無線機器の申請が必要なのですが、このISMバンドは利用者はそれを考える必要がなくなるのです。利用者が多いならばそれを作るメーカーも多くなりますので、わざわざ免許が必要な帯域ではなく、こうした周波数帯を利用した製品が多く作られ、先の空撮機もそのような背景もあって2.4Ghz帯が使われているのだと思います。
で、FPVの5.8Gは免許がいるの!?
今回のテーマであるFPVで使われている5.8G帯ですが、これはISMバンドなどとして認められているわけではなく、日本だと一部帯域はアマチュア無線に割り当てられている周波数です。つまり、FPVドローン界隈で言う『5.8G』は無線機器の総務省への開局申請が必要とされる帯域ということです。現状のルールや方針としては、
- アマチュア無線4級以上の資格をとって
- VTX=電波を送信する機器を買って
- 保証機関の認証を取得して
- 総務省に無線局開局の申請をする
というのがフローです。詳細はこちらを見てください。
[BD]FPVドローンレースまでのステップ③無線局開局の申請方法(電子申請版) | BE INTO DRONE [ドローンメディア]
めちゃめちゃめんどくさいですね。保証機関の認証なんてアマチュア無線ではなんの調べもなく単にPDFが送られてくるだけで全く意味をなしていないただの儀式です。形骸化しまくっていますが、実際にお金も人も動いているので、一筋縄ではいかないところですね。いろんな意味で。
ちなみに、米国でも韓国でも同様のハムライセンスがありますが、みんな無視ですね。ドローンレーサーでは無線免許の話なんて日本以外で聞いたことありません。(フランスはあるのかな)グレーなことを突き進み自らの自由を掴み取り司法を変えるのか、文句を言いながらも形骸化して時代に即していない無害なものに対して、やりたいことをセーブしてまで従うのか、今一度考えてみてはどうでしょう。なんか話が変わりましたw
これらの法律なんてドローンやドローンレースが生まれるはるか前に作られたものであり、それを従順に従うのはただの思考停止、今の時代にあったやり方を提言したり、アクションすること、抵抗すること、改善を求めること、議論を生むこと、そういうことが大事だと強く思う次第です。もっとみんな自分本位でいいのでは?
以上、よろしくおねがいします。
お前おかしいのか?法律を知ってて守らない奴はただの犯罪者、守りすぎてる奴は正しいから相手にしたくないだけだろ。
法律を変えるアクションというなら隠れてないで、行動しろよ。
出来ないなら従え、当たり前のことだ。
こんな投稿みんな真似したらどうするんだ!
実際、無害なものに対しての無意味な規制は多いですね。
航空法は理解できますが、電波法に関しては微妙な気がします。
ドローン規制が作られたきっかけとなったファントム落下事件。この様な常識を逸脱する行為は良くないですが、だからといって規制ばかりでは諸外国に比べ、ドローン後進国となっていきますよね。すでになってますが…
もっともっと先のある事業なので、生かすも殺すも国次第なところはあります。
私は他人に迷惑にならない程度に自分本位でやってます。
皆の活動からドローン業界を変え、法をも動かす!ってのはカッコいいですね(^O^)
最近は電子申請で申請を済ませてる方も多いようですし、実際に良い方向に向かっていると思います。
ゴーグルを付けてドローンを操縦してみたいのですが、どうすれば良いですか。何処で、どのような、どの程度の機材を揃え、どのように練習すれば良いのか、また、規制等はどの様になっているのか。費用はどうか。教えて下さい。
自分本位?
法律は守れよ。
だったら自分本位のヤツが国内技適がない2.4GHzの1Wの送信機つかったらドローンがみんな墜落するぞ。
お前の言っていることはそれと同じ。
そうですね、自分本位すぎちゃうとおっしゃる通り危ないですよね。
ただ、法律を盲目的に守るのは違うと思っていて、それを理解して違うなら変えるとかアクションするということが大事だと僕は伝えたいです。
僕は、法律を守らないはた迷惑なやつも、守りすぎてグチグチいってるやつもどちらも同じくらい嫌いですね〜
アクション起こしたり抵抗するのには賛成ですが、法律を守りすぎてグチグチ言ってるヤツらを嫌っちゃだめですよ。
5.8GHz帯(5.6GHz帯)を使って、どんな問題があるのか、誰に迷惑を掛けることになるのか…を知らない/知ろうともしない人達が蔓延し始めているのです。
単なる意見なんだから、「そっかあなたはそう思ってるんだな」で流せよw ガキかよ。
編集者さん言いたいことはすごくわかりますよ。国の法律も時代に合わせて順応していくべきでは、と私も思います。