今週のドローンニュースまとめ読み(〜2/29)東京マラソンで活躍/ロボットバトル/伝書鳩ドローンなど

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今週のドローンニュースまとめ読みでは、約1週間の間に発表された各種ドローン系ニュースを、ランキング形式で独自の観点の解説を添えて、まとめてご紹介します。今週は今後のドローン市場の発展に繋がるニュースが多かったです。

10位 東京マラソンで大活躍?善玉ドローン

東京マラソンで投入 これが迎撃ドローンの威力

まずは、テロやいたずらなどを含む妨害行為がなく無事終了したのは良かった。諸外国で発生しているテロの標的には「スポーツ」のように人が多く集まる所での発生頻度も多いため、今回の東京国際マラソンでも警戒態勢が取られていた。そんな中、話題のドローン対策として「ドローン捕獲用ドローン」が導入されていた。

見ようによっては滑稽に見えるが、私は意外と現実的な対策だと思っている。この手のテロ対策などで使われるドローンがPhantom系のタイプだと仮定するならばば、機動力といった点では大したことがないので、ネットに引っ掛けることができる可能性は十分にある。「落とさずに空中で停止させる」ということを達成するためには、手もちのネットかこのような空中捕獲する方法が妥当だ。もちろん、「ドローン捕獲用ドローン」よりも大きなドローンが来た場合は、お手上げだ。

9位 ドローンの絶景を集めたドローンカレンダーが発売開始!

ドローンで撮影した風景を集めた卓上カレンダー「鳥が見た日本の文化遺産 2016年4月始まり」を2月23日に新発売!|プレスリリース配信サービス【@Press:アットプレス】

このような、良質な映像を集めた写真集やカレンダー、風景映像などに使われる素材としてもっと活用したものがでてきても良いはずだが意外に多くはない。ドロニストとしてはむしろ自分で撮影した映像を使いたいのだが、簡単にカレンダーを作れる人は少ない。手軽にカレンダー化できるサービスがあったら使う人はいるだろうか?さらに、それを各人が販売できるようなプラットフォームがあっても面白い。弊社では、ドローン写真の加工からカレンダーの印刷まで行うことができるので興味のある方は問合せフォームよりご連絡ください。

◯販売開始となったドローンカレンダーはこちら

8位 ドローンが収集するビッグデータ–その可能性と悪用リスク

ドローンが収集するビッグデータ–その可能性と悪用リスク – ZDNet Japan

ドローンが一般的に使われるようになると、ドローンをハッキングして操縦を則ったりデータを盗まれたり改ざんされたりする可能性は十分にある。しかし良く考えてみると、2016年現在のインターネットにつながったパソコンでも状況は全く同じで、簡単にハッキングされるし、勝手にリモート・コントロールされたり、HPのデータ改ざんや、暗号化されていない入力フォームの情報を覗き見るなど簡単にできてしまう。まずはコントロール部分を乗っ取られないこと、データについては盗まれたり見られてもいい状態にしておくことが今後特に求められるだろう。

7位 「エアマゲドン」子どもが繰り広げるロボットバトルショー

ドローン同士の壮絶なロボットバトルを子どもたちが繰り広げる「Airmageddon(エアマゲドン)」 – GIGAZINE

子ども達がドローンを操縦して、相手のドローンを倒していく…。未来的なゲームがまさに実現されてようとしている。このエアマゲドンというロボットショーを行う予定のBBCRobotwarsUKでは過去にもロボットを利用したバトルが行っている。動画映像を見る限り、結構な難易度の高いショーであることが伺えるが、実現可能性は高いと考えている。非常に楽しみであり、今後このようなコンテンツがTVやオンラインでも増えていくのではないか。

6位 世界中のドローン映像が地図から選択可能

Dronetheworld.com Maps Drone Videos From Around the World – DRONELIFE
Drone The World! – Watch and share drone footage. Simple.

どこに旅行に行こうかを選ぶ際に使いたくなるサービスで、国・地域ごとに撮影されたYoutubeの映像が地図上にマッピングされていてワンクリックで動画を見ることができる。利用している技術も内容も真新しいものではないが、「表現方法を工夫する」だけで可能性が広がるのがドローン市場の現状だと強く思う。少々ユーザビリティが低いのが致命的にならなければ良いが今後に期待。

5位 「違法と分かっていた。夜景を撮影するためだった」

ドローン飛行で35歳の会社員男性を書類送検 近畿では初 – 産経WEST

全国3例目となるドローンの規制による書類送検。会社員男性の詳細がわからないが、少なくとも「悪意を持った」行為、ではないと見受けられるが、住宅地やJR線路上空で飛ばすのはさすがにどうかと思う。ルールが決まってしまった以上、守るべきところは守らないと行けないが、それ以前のケースであると思う。

それはさておき、これらの背景には、やはり「国交省への申請の煩雑さ」がある。このような行為はいけないことだが、申請が簡単だったら発生していなかった事件ではないか?とも思える。ドローンは人口密集地域や夜間飛行、高度飛行も安全対策を行った上で「申請して許可を得さえすれば」可能だが、少なくとも1ヶ月の申請がかかり、多くのケースでは「紙のやりとり・電話・メール確認」が繰り返される。仕組みでの解決が非常に重要となる。

4位 LGの新製品「LG Smart Controller」これまでのドローン操作を変える?!

LG、ドローン専用スマートコントローラを発表 – DRONE | ドローン専門メディア
LG Smart Controller lets your LG G5 control your Parrot drone | Android Central

LGのドローンに利用可能な「Smart Controller」は、片手で操作をすることが可能な様子。
2016年現在、ドローンの多くは2つのスティックを利用して前進後退・上昇下降することが多いが、この形が本当に適切なのかどうかは議論してもいいところである。Parrotの用にスマフォを傾けたり、Leapmotionのような赤外線センサーやキネクトを利用して操作することもできる。例えば車のハンドルタイプで更にハンドルを上下左右に傾けられるようにしたらどうだろう?これまでの「2スティック」を見直す時期なのかもしれない。

第3位 500メートル先の目的地まで生活物資を届けることに成功!

ドローン使った宅配サービス 国が初の実証実験 NHKニュース

大きな一歩!素晴らしい。
今回雨で2時間開始が遅れたというが、空輸するにあたって、天候の課題を解決しなければならない。「雨が降ったら飛ばない」か「雨が降っている中飛べるようにする」か。「ある程度の雨風」を防ぐ仕組みを付けるよりも、事前に天候を検知して退避する仕組み、の方が先に必要となりそうだがどうだろう。

第2位 LTE回線でドローン同士をネットワーキングするテストをインテルが実施

AT&T and Intel want drones connected to an LTE network | Ars Technica
AT&Tとインテル、ドローン飛行に携帯回線を利用  :日本経済新聞

この取組みが民間で加速していることのインパクトはとても大きい。
ドローン同士をネットワーク接続する、といういことは、例えばパソコンのピア・ツー・ピアと同様にデータの送受信ができる状態にすることもできるだろう。つまり、ドローンがドローンを操作することも、お互いにデータを送り合って最適な位置や撮影や調査を行うこともできる。もちろん、サーバーで中央管理を行って複数のドローン同士を操作することも可能だし、実現による広がりはとても大きいと予想できる。

第1位 伝書鳩ドローンでメールを被災地に届ける

【動画】伝書鳩ドローン実験、陸海通信圏外の孤立災害エリアに飛来。安否メール預かり、空を駆る – Engadget Japanese

災害時や孤立した島など、通信が断絶した地域に、ドローンに搭載したデータ(暗号化済)を被災地に飛ばし、被災地に設置してある専用機器(複合可能)でデータを取得し、各被災者にメール配信をする、というもの。送るメールの内容をどのように登録するかは記事からは読み取れなかったが、例えば専用のWebサービスに特定のアドレス宛のメッセージを被災者家族などが登録してそれをドローンで運んで届けることは簡単だろう。

ドローンをインターネット接続可能なアクセスポイントとするソリューションが使えない現在、被災地にもし自分の家族がいたら、と考えると、伝書鳩ドローンは使いたくなるとても良いサービスだと思う。ただ、メールを送信するだけで、返信することはできるのだろうか?一番知りたいのは、「被災地にいる人の声」である。メールに返信することで、自動的にデータを保存して、再度ドローンが帰還するときに、被災地にいない家族にメッセージを返信するのだろうか。

ここに、メール技術を使うことのデメリットが出てくると思われる。わざわざメールを使わないで、専用のツールを作ったほうがシンプルにできるし、災害時に携帯自体がなくなっている人もいるはず。例えば、メール受信機のWi-Fiネットワーク内で生年月日と名前を入力すれば確認返信ができるアプリなどそんなに難しくないはずだ。携帯やスマフォの使い回しもできることを考慮しないと本当の災害時にメールの送受信機があるだけ、という状態になりかねない。現状、来年度継続予定はないということだが、ぜひ進めて欲しい。

今週のドローンイベント

今週火曜日3/1には、Parrot社からBebop Drone2などの新製品に関する情報が発表されます。これは噂にすぎませんが、Phantom4のリリース発表がされる可能性もあるかもしれません。

また、同日にDrone Borg主催の勉強会が開催されます。無料参加が可能なようなのでご興味のある方は参加されてみてはいかがでしょうか。

【DRONE BORG共催】ドローンビジネス勉強会 | Innovation Villageコミュニティ

先日慶応SFCで行われたドバイドローンレース日本予選の本戦がいよいよ来週から始まります。予選は現地の7日から始まるとのこと。動画配信もあるので、ぜひ日本チーム(3チームが出場決定)を応援しましょう!

World Drone Prix 日本選考会イベント

その他のドローンイベント情報はこちらから

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