海外で有力な21のドローン関連企業

LINEで送る
Pocket

先日、ドローン界隈のスタートアップが紹介されている記事がありました。

今、覚えておきたいドローンスタートアップ10社 – THE BRIDGE(ザ・ブリッジ)

今では大手といってもよいDJI(設立9年!)やクリス・アンダーソンの3DRなどの有名どころから、日本のコマツとタッグを組んだSkycatchや、先日話題なった「放り投げたら自動追尾するLily」など多くの企業がドローンの市場に続々参入しています。

冒頭の動画はGame of Dronesという耐久性抜群のドローンを開発している企業のものです。すごすぎる…。

確認できた企業だけでも150以上。ドローンのハード部分を追求するタイプや周辺システム、産業用途ごとに特化、OSやフライトコントローラー、など特化する領域はそれぞれでした。また様々な企業が参入する中、先月5月には「Pocket Drone」がサービス停止するなど入れ替わりも激しい様子です。

今回海外のドローンの動向調査も兼ねて、上記で紹介されていた10社に加えて気になる企業をいくつかピックアップしました。

3D Robotics

https://store.3drobotics.com/
WIRED元編集長で「Free」や「MAKERS」などの著書を持つクリス・アンダーソンが共同創業者でもある3DR。

SoloやIrisといった高性能なドローンの販売や企業向けドローン、またPixhawkのような自律飛行のためのフライトコントローラーの開発・販売、関連ソフトウェアの開発など幅広い。そして、これらの元ともなるオープンソースプロジェクトで大きな貢献をしている注目すべきドローン業界の企業 。

DJI Innovations

http://www.dji.com/
Phantom やInspire1など小型で高性能なドローンを量産し絶大な人気をもつ企業。製品パッケージやデザインなどどこかAppleを思わせるドローン。業務用途にも利用可能な機体や同社のフライトコントローラーはその他のドローンでも多く利用されているなどホビー以外の部分でもパワーを持つ企業

Airware

http://www.airware.com/
企業向けのドローンの基幹システムを提供している企業。ドローンの機体自体の管理や安全飛行、保険や各種マネジメントとワークフローまでカバー。GEとの提携(投資・技術・顧客)により益々今後の成長が期待されている。

Skycatch

http://www.skycatch.com/
日本のコマツと組んで建設現場にドローンを活用している企業。なぜコマツがSkycatchを選択したかは以前の国際ドローン展でも伺った。担当者によると「数cmにこだわる建築現場での測量にはSkycatch独自の画像マッチング技術が優位だった」だと語っていた。データの収集とその活用がポイント。

XAircraft

http://www.xaircraft.com/
自社のフライトコントロールと機体やジンバルを作成し販売している中国のスタートアップ。企業向けのみだが、荷物の上げ下げができるXAIRWAYなど開発されている。荷物を上げ下げする、ということは離着陸間で重量や重心が大きく変わるため制御も難しい部分があるはず。DJIと同じ中国出身でどのように戦っていくのか気になる。

CyPhy Works

http://cyphyworks.com/
iRobotの共同創業者であるヘレングレイナーがCEOをつとめる企業。kickstarterで「CyPhy LVL 1 Drone」を目標の25万ドルがすぐに達成したプロジェクト。ヘクサコプター(冗長構成もとれるかは不明)でこの小ささ、そして低価格(500ドル以下)のマルチコプターは他にはない特長。また、ジオフェンス(電波の壁を作って外に出ないようになど)の仕組みは画期的。これを使えば特定の場所での操作や訓練などの安全レベルが一気に上る。 発売が楽しみなドローンのひとつ。

PrecisionHawk

http://www.precisionhawk.com/
飛行中の天気や状態をモニタリングして飛行する固定翼のドローンを用いて、写真や映像に加え赤外線やサーモセンサー、マルチスペクトルなどなどのセンサーをを利用し、農産物の状態確認や測量、境界調査など活用することができる。データをどう「活きた情報に変える」かという部分にも強いこだわりを感じる。Redhatのファウンダーが投資している企業でもある。

DroneDeploy

https://www.dronedeploy.com/
ドローンを使って農地や建造物、鉱山の監視などを行うためのアプリなどを提供している。DJI(DJI Phantom 2 Vision (+) 対応)や3DR(Iris+ M)のドローンを用いて利用することができる。Phantom 3に対応できるよう現在鋭意開発中とのことです。(https://www.facebook.com/Dronedeploy)

Kespry

http://www.kespry.com/
建造物、鉱山用の機体を開発している企業。ドローンと一口にいっても使われ方は様々でこうした用途に特化したドローンは重要。飛行計画など映像撮影のシステムなども自社で開発している。

EHANG

http://ghost-drone.com/index.php/usd/
iPhoneやAndroidで操作できるGHOSTというドローンを開発する中国の企業。今までのスティックや上下左右といった操作ではなくタッチパネル上での操作が中心で、スマフォの加速度センサーなど利用し、AR DRone2.0の操作を思わせる。自動追尾などの機能もあり、操作も複雑な動作が簡単に行えるように見受けられます。デザインなども素晴らしくDJI とParrotとの比較表が作られている当たりホビー領域への狙いが伺えます。

SulcisDrone

http://www.sulcisdrone.it/
ドローンに関するシステムのカスタマイズビジネスを行うイタリアの会社。企業の基幹システムと同じでこのようなカスタマイズなどを繰り返すことでどんどん複雑で保守性の難しいものになったりする可能性はあるが、技術も日進月歩で利活用用途も日々増える中でノウハウを蓄積してパッケージングするのもひとつ。

Hoovy

http://hoovy.co/
ドローンに垂れ幕を取り付けて広告事業を展開する企業でSONYなどもパートナーとなっている。こちらも現在クラウドファウンディングで募集中。

MyDroneHub

http://www.mydronehub.com/
ドローンの初心者もプロフェッショナルもコラボレートできるコミュニティ。撮影した写真や動画などがアップロードできたり、ニュース、フォーラム(現在限定)などが用意されている。

CineDrones

http://cinedrones.net/
DJIの機体などの販売などをおこなっているが特徴的なのが独自のローンのような支払制度をもっていること。また映像撮影に関係する人たちのようで、企画から含めて撮影なども行っている。

Garuda Robotics

http://www.garuda.io/
機体の自動飛行などの制御はデータの解析などをWebアプリケーションで行うサービスを主に企業向けに提供している企業。ソフトだけでなくハードも開発。

Game of Drones

http://www.gameofdrones.com/
冒頭の動画のドローン企業。
バットでフルスイングしたりショットガンで売ったり、水没させたり、ファイヤー当てたり何されても壊れないドローン笑。この耐久性はすごい。

Skyworks Aerial System

http://skyworksas.com/
「eedu」とい教育にも利用できる安全で簡単なドローンがキックスターターでも話題になった。
技術に貪欲な学生だった創業者がガレージで作っていたクアッドローターがきっかけとなり、コンテストなどで賞、資金を得てスタートされた企業で主にドローンのハードウェアを開発。危険エリアでの飛行、地下、また屋内などの飛行に対応できるように設計をしているという。

LiLy

https://www.lily.camera/
プロモーションがうまく放り投げるだけで自動追尾する映像が話題を読んだドローン。トラックデバイスを腕などにつけて追跡させる。洗練されたデザインで小さくプロペラの折りたたみもできて、しかも防水機能も持っている小型ドローン。防水レベルも高くIP67なので耐塵で水中へ漬けても大丈夫なレベル。カメラもFHD対応で各種センサーもしっかりつけて安定飛行ができる。これで500ドル…。2016年2月予定なのでまだ先ですが、これは期待大のドローンです。

TopFlight

http://www.tflighttech.com/
2時間以上の飛行で風速15m/sでも操作ができ時速60kmで移動ができる強力なパワーを持つヘキサコプターのドローン。この驚異的なフライト時間を可能にしているのがガソリンとリポバッテリーのハイブリッド。バッテリーにおける新しい可能性が。

PixiePath

http://pixiepath.com/
操縦者や開発者などのドローンにおけるプラットフォームを提供している。現在Beta版のテスターを募集している段階であり私も参加依頼中。このようなトータルで機体やフライト状況、販売管理やソフトウェアのバージョン管理などまで考えるとかなりの規模のシステムになってくるはず。

AirDroids

http://www.thepocketdrone.com/
持ち運びが簡単なポケットドローンとして話題になったドローンだが、残念ながら2015年5月にサービスが停止してしまった様子。キックスターターでのコメントにもだいぶ辛辣なものも多い…。中には到着後にまったく飛ばないものも…。

Xair

http://www.xairsky.com/#home
風力のみで飛行可能なドローンと言われていたが、HPやTwitterなどから情報がわからず…。

これ以外にも多くのドローンのスタートアップが存在します(下記だけで144!)
Drones startup

いやぁどこも全力!
負けてられない!

楽しむ場所の重要性

こうして見ていて思うのは、日本でもマルチコプターなどの機体の製造から販売まで行っている企業も多くありますが(先日の国際ドローン展然り)ホビー用ではなく、産業用途が多いと感じます。一方、海外ベンチャーなどではホビー用途でも多く見られるのにはどういう理由があるのかな?と思います。

やはり、楽しむ環境があるというのがとても重要なのだと思います。
アメリカや中国などのように、家の周辺にただっ広い場所があるというのは本当に大きくて、ちょっとドローン触ってみようかな、という好奇心がそのまま実行に移せているのだと思います。規制とか世間の目とか関係なく、日本は絶対的なスペースが小さいためどうしてもこの「好奇心」に触れる機会が少なくなってしまうのでは、と考えます。

ドローンはポジティブに利活用できる分野はたくさんあってとても便利なものである(になる)のは間違いないと思いますが、純粋に飛ばしてて楽しいと思うことが個人的には多いです。そして楽しんでやっていたらいつの間にか課題も見えてきて、もっと盛り上がってくると思うんです。

日本にもこうした好奇心を育てる場所が増えたら、またひと味ちがう流れが生まれるのではないでしょうか。

LINEで送る
Pocket

こちらもおすすめ!

コメントや質問・相談はお気軽にどうぞ!(承認してから反映しますので投稿後しばらくお待ちください。)

メールアドレスが公開されることはありません。