マルチコプター型ドローンの操作はモード1とモード2どちらが良いか

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私はヘリや飛行機といったラジコンを扱ったことがなく、マルチコプター型のドローンから入りましたが操作モードは「モード1」から始めましたが、2016年6月現在は「モード2」で操縦をしています。変更理由は後述しますが、身も蓋もないことを言えば、最終的には慣れて練習を積めばどちらでも良いかと思います。

ここでは、これからドローンを始める人向けに、どちらのモードを選択するかの参考になればと思い、モード1・モード2の善し悪しを両方の経験から解説したいと思います。

プロポのモードとは

ヘリや飛行機、またそれらの3D演技などにより、利用しやすいモードは変わります。2015年から利用者が急上昇しているマルチコプターも同様ですが、モード1・モード2のどちらが適しているのでしょうか?まずモード1とモード2の概要です。多くのサイトでも紹介されているものなので、詳細な説明は省略します。

モード1は右側スティックでスロットル(上昇下降)を操作します。

プロポのモード1

プロポのモード1

モード2は左側スティックでスロットル(上昇下降)を操作します。

プロポのモード2

プロポのモード2

このように、スロットル(上昇下降)とピッチ(前後左右)が入れ替わっただけなのが、モード1とモード2の違いです。ちなみに、モード3はモード1のエルロンとヨーが入れ替わったタイプ、モード4はモード2のエルロンとヨーが入れ替わったタイプです。

ドローンから始めた私はどのモードを選択すればいいの?

固定翼+マルチコプタのハイブリッド

固定翼+マルチコプタのハイブリッド


ラジコンヘリや飛行機を扱っていないドローンから入った人達で最初からドローンの操作をスムーズにできるひとはいいないと思います(ヘリ経験者は楽々に飛ばすことはままあります)。そのような場合に、経験者に操縦の教えを乞うたりすることが重要ですが、日本国内では圧倒的にモード1の操縦者が多いことからも、初心者の方はモード1を選択されるのがおすすめです。また、これまでのドローンの体験会や講習会などで利用されているドローンも多くはモード1です。

プロポはトレーナーモードといって、教習所の教官用のブレーキなどのようにトレーナーと操縦者が同時に操作を行う機能があります。講習などでも利用する場合があると思いますが、モードが異なる場合はこれができません。

と、ここまでであればその他記事とも同じなのですが、冒頭に記載したように、私はモード1からモード2にスイッチしたタイプの操縦者です。結論から述べると、下記タイプごとにモード選択をするのがよいのではないでしょうか。

タイプ別プロポモード選択

A. 日本国内で空撮・測量を行うならモード1
B. 海外を中心にドローンを扱うならモード2
C. ドローンレース・フリースタイルを行うならモード2

上述したように、日本国内のドローンパイロットがモード1が多いことが挙げられます。アメリカや中国なドローンの新製品が出てくる場合にまずモード2がデフォルトで販売されるケースが多いです。またドローンに利用するソフトウェアやフライトシミュレータもモード2を前提に作られている(デフォルト設定という意味で)ことが多いです。

またCのケースは私がモード変更した理由でもあるのですが、レースというよりも高速なフリップを行う場合はモード2が適していると思います。ドローンでアクロバティックな操作をする際の基本となるのが縦横のフリップですが、その際に重要なのは「スロットルを瞬間的に抜きながら、ロールもしくはピッチを組み合わせる」ことです。

この操作にはとても精度の高い高速な操作が求められます。モード1のように「スロットルとロールが同じスティック」だと横フリップをする際に操作が混じらないように操作する必要がありますが、モード2であれば物理的に「スロットル」と「ロール・ピッチ」が分離しているので、まったく木にしなくて良くなります。もちろん、これは練習を積めばどちらでもできますが、これから始めようとする人がわざわざ難しい方を選ぶ必要はないと思います。

途中からのモード変更は難しいが可能

クラッシュしてモーターが外れるドローン

クラッシュしてモーターが外れるドローン


マルチコプターの場合はモード2の方が直感的に操作がし易い、と言われることが多くありますが、前進後進に移動するだけならそうですが、実際の空撮やレース飛行となると、それだけでは操縦できません。

例えば、「高度の高いところから低空飛行に切り替えて左にUターンをする」場合、以下のような操作を無意識的にしています。

  • スロットルを抜きながら、ピッチを前に倒し(高度を下げるため)
  • 進行方向をロールとヨーで調整しながら(まっすぐに進むために)
  • 曲がる手前でロールを左に入れながらヨーで左旋回しつつ
  • 機体が上向きになるのを防ぐためピッチを前に倒しつつ、スロットルを調整する

言葉で説明するとややこしいですが、実際の操作には風やセンサーの影響もあるためもっと複雑になります。飛行を綺麗にする場合はどれも適度に必要になりますので、モード1でもモード2でも経験と慣れがどうしても必要となります。

途中からモード変更することも可能ですが、とても大変だと思います。私は最初の一週間はクラッシュの連続でした。上述の「高度を下げるとき」の基本操作のように、スロットルとピッチはいつもセットです。これがまったく逆になってしまうので、「高度をあげようとすると下がる」「高度を下げようとすると上がる」というクリティカルなミスを引き起こします。とはいえ何度も言うように、すべては訓練で解決できますので、まずは自分の周囲の環境(国内・外)に併せて選択するのがよいでしょう!

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9 Responses

  1. 匿名 より:

    私は 数十年前、ラジコン飛行機をモード1で飛ばしておりました。 飛行経験は5~6年くらいではないかと思います。
    60エンジンクラスでよくスタント飛行もしておりました。 長い間ラジコンから遠ざかっておりましたが、最近ドローンを始めました。かなり難しいです。 モード1でもモード2でも同じような感じです。なかなかうまく飛んでくれません。しいて言えば、モード1の方がほんの少しやりやすいかな…といった感じです。
    ドローンを飛ばすときはモード2で、飛行機を飛ばすときはモード1でやってみようかな…
    ドローンの操縦がモード2で慣れてしまうとモード1での飛行機操縦に影響が出ないかちょっと心配です。
    上の投稿を見てドローン操縦の場合のモード2…エルロンとエレベーターが同じスティックというのはなんとなく理に適っているような気がします。 しかし飛行機の場合のモード2…エルロンとエレベーターガ同じスティックというのは考えられないことですね。

  2. 測量者 より:

    2014年から測量関係にて空撮を行っておりますが、測量に使用する機体の殆どが海外製です。国産もありますがシェアは低いと思います。ですので導入機体の殆どがMODE2であるため導入指導はほぼMODE2の状態で行われます。もちろんMODE1に変更出来ます。最終的には操作者の選択となりますが現実的にはMODE2が多いかと思います。参考までに。

    • YOKOTA より:

      測量分野における実際的な情報ありがとうございます。
      こういった導入指導の観点からの選択というのは一つですよね。

  3. キッハーダ より:

    トルクローラーは モード3かな~ モード1で飛行機が立ってる姿勢と おんなじだし。

  4. Ucd NOY より:

    後半の理論面白いですね。私もまさに見よう見まねで半分身体が覚えている感じです、全然未熟ですが。
    2週間ほど前に本サイトの「FPVFreeriderの記事」を見て、シミュレーターをはじめ
    なんとか実機でもAcroをよちよちで始めたところです。
    まだまだ、おもいっきりスロットルを入れて飛ばすのはAttitudeですが、不思議とFPVではAcroも落とさない程度には
    飛ばせるようになりました、YOKOTAさんの記事の通り考えて飛ばしているからでしょう。
    FPVを始めたのが開局した5月です。この二か月での操縦への慣れは本当に楽しいです。
    と、いうわけで。YOKOTAさんの記事を見ていると欲がでてしまいました。笑
    問題は、私のプロポは右スティックは縦方向はフリーですが、左はセンターに戻ります
    変えられればいいのですが。。。

  5. Ucd NOY より:

    なるほど。私もショップの方の勧めで現在モード1です。ドローンを始めた当初(約一年前)はトイからだったので当たり前のようにモード2でした。なので、最初の3ヶ月ほどモード2で、自作ドローンに手を出して現在にいたる残りの9ヶ月ほどがモード1です。
    最初は、ベテランの方々が勧めるのでモード1の方が理に適っているのか思いこんでいたのですが、この記事を読む限り心がゆれますね。
    最近ちょうど、FPVにも慣れ始め、Acroモードにも手を出し始めた時なので変えるなら今なんでしょうかね。
    もう少し思案してみます。
    因みに、モード変更されたときプロポはどのようにされたのでしょうか?

    • YOKOTA より:

      迷わせてしまいすいません…!でも私は全く後悔しておらず早い段階で変えて良かったと思ってます。

      プロポのモード変更ですが、私はfutabaの14sgを利用していますが、14sgの場合、裏蓋を開けてラチェット版の入れ替えと、モード設定を変えることでプロポも変えています。

      スロットルセンターのプロポであればソフト設定だけ変えればいいでしょうね。

      • Ucd NOY より:

        私はWFLY社のWFT08です。まずは、プロポの裏蓋をあけて左右変更できるか確認してみます。
        うーん、機体の基本姿勢(ピッチ、ロール)を右スティックに集約するのは魅力的ですね。
        (出来るかわかりませんが)
        参考に見ている海外の動画(Youtube)で手元プロポも撮影したも方もいらっしゃるのですが
        当然モード2が多く、見ながら頭の中でモード2から1に変更しようと試みても
        なかなか頭がおいつきません。。。

        うーんますます悩みますね(笑)
        仰る通り、変えるなら体に染みつきかけている今しかないでしょうね。
        週末いろいろ思案してみます、ありがとうございました!

        • YOKOTA より:

          いえいえ、参考になれば幸いです。もう一つモード2への後押しをしておくと笑

          ラジコンをやっていない私はドローンの各操作を「見よう見まね独学」で全て行ってきました。
          そのため、モード1で始めてある程度モード1でできるようになるまで、頭では考えないで身体だけで覚えてきた感じです。

          そこでモード2にかえて何が起こるかというと、身体がいうことを聞かないので「意識的に」頭で操作を考えます。
          これはすごく重要な経験だと思っていて、ある程度機体の操作になれた状態(頭)で身体だけゼロスタートになると、
          とても吸収力というか再学習するのにとても良いと思いました。

          例えば、「低空になる時、ピッチだけじゃなくてスロットルも必ず使うんだぁ」という理解がまさにそうです。
          頭で操縦を理解して、手にそれを順番に理解させることができました。これは初心者時期にはできないことだなぁと思いました。

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