ドローンの飛行練習などをしていると車のバッテリーを用いたり、発電機を利用したりと、何かと「電気」が必要となります。これは、レース用ドローンだけではなく、PhantomやMavicなどの空撮機でも同じですね。 やっぱり一度外に出たら、中々家に帰って充電したりするのは面倒ですからね。
今回は、屋外での発電方法をいくつかピックアップし、また私が使っている「ソーラー&バッテリー」の発電&充電状況などをご紹介です。
屋外での充電方法例
屋外でかつドローンをやっている人であれば車で移動する人がほとんどだと思いますが、車を利用した発電・充電が最も手軽にできると思います。シガーソケットなどにAC電源をとれるようにインバーターを導入することで可能です。
ただし、これらは車のバッテリーを利用するので、利用には慎重になりますよね。移動中の発電中だったり、プリウスのような電気自動車ならまだしも、ガソリン車で数時間もバッテリーだけを使い続けるのは気が引けます。もちろん通常のリポなどと同様に残量チェックしたり管理をすれば良いのかもしれませんが、本来の用途とは異なる使い方を車之バッテリーに行うのは慎重になる部分があります。
ということで、以下は車を利用しない発電方法を簡単に比較しました。
項目 | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
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発電充電方法 | 発電機A | 発電機B | 大容量リポバッテリ | ポータブル電源 |
燃料 | ガソリン | ガスボンベ | リチウム系 | リチウム系 |
容量 | 多 | 多 | 少 | 中 |
管理 | 慎重 | 普通 | 慎重 | 普通 |
匂い | 有 | 無 | 無 | 無 |
重量 | 激重 | 重い | 軽い | 普通 |
参考価格 | 8万円 | 9万円 | 1.5万円 | 3万円 |
参考リンク | HONDA EU9i-entry | ホンダ(Honda)発電機 エネポ EU9iGB | Multistar High Capacity 10000mAh | suaoki ポータブル電源 大容量120000mAh |
発電量などを考える最もよい選択肢である発電機ですが、ガソリンは当然引火しやすいので金属タンクにいれて保管するなど、管理にはとても慎重になる必要があります。リポバッテリーなんかよりも遥かに危険だと感じる私は、まともに管理できる自身がないので却下となりました。
ドローンレースをやる人の中では、大容量のリポバッテリーを用いて充電する方法は割りとポピュラーで私も以前行っていました。また大容量でなくとも、3Sの未利用のバッテリーや利用頻度の低いバッテリーを元にして充電することもよく行います。最近はISDTなどの製品が充実しているので非常に手軽に充電できるようになりました。発電機などの有無にかかわらずISDTを持ってない方は見てみる価値ありです。
ポータブル電源とソーラー発電
上記のポータブル電源は分厚い鉄板に守られ、電圧調整する仕組みもあり、ACやDCなどのON/OFFがスイッチひとつでできるため、管理や操作はとても簡単です。容量は100000mAhなので、そこそこの充電できる大きさがあります。周囲でも最近このタイプのポータブル電源を利用している人が増えてきたことからも使い勝手のいい製品なのだと思います。
ただし、あくまで「そこそこの充電」しかできず、充電器によっても異なるかもしれませんが、私の場合は4S1500mAhを1C充電して、15本前後が限界となります。ある程度のバッテリーを持っている人ならば十分かもしれませんが、手持ちバッテリーの少ない人が1日中飛ばしたい時には十分ではないです。と、そこで今回さらに導入したのがソーラーチャージャーです。
使ってみてですが、4月の雲のない晴れ間において、ソーラーパネルを車上にすべて広げた状態で、34Wの入力電源と表示がなされました。
入力が34Wで、4つ口充電器に1500mAhを一つずつ合計4つ、1C充電して、90Wの出力でした。1バッテリーを1C充電でなぜか45Wという値が表示。私の利用している安定化電源が電気を食っている可能性があるので、ここらへんは要調整ですが、高回転で充電を回すのは難しいですが、通常のプラス10個くらいは充電が可能になると思います。20個手持ちだと、合計50パックくらい使える感じでしょうか。
ソーラーチャージャーを連結したりしてワット数を大きくできればいいですが、残念ながら連結ポートなどは無さそうです。まずはチャージャーが大きく電力消費しているところを解決することが先決ですかね。その他、良い充電方法や発電方法があったら、ぜひコメントください。