最近ドローンレース機を購入し自作する人が増えてきて、楽しくなってきましたね〜!FPVドローンは子どもから大人まで楽しめる面白いスポーツです。今回は、これからレース用ドローンを作ろうとする入門者向けに、おすすめのドローンや機体などの紹介です。
レースドローン初号機は250サイズ?サイズごとの参考スペック
レースドローンを始める人の多くは、250サイズのドローンを利用している方が多いです。かくいう私もZMR250から入りました。ドローンにはサイズがあり、250や210、180という数字の多くは、アームの対角線の長さを指しておりmm表記で記載されています。サイズによって搭載できるモーターやバッテリーなどが変わってきます。簡単に下記にサイズごとのスペックを一覧にしました。
アームサイズ | モーター(KV) | バッテリー容量 | プロペラ | 組立後重量目安 |
---|---|---|---|---|
250 | 2206(2100KV) | 4S 1800mAh | 5インチ (6インチも可) | 600g |
210 | 2204(2300KV) | 4S 1300mAh | 5インチ | 450g |
180 | 1806(2500KV) | 4S 1000mAh | 4インチ | 400g |
150 | 1306(3100KV) | 4S 530mAh | 3インチ | 250g |
航空法の規制対象外となる200g未満は、150サイズで軽量化したり、さらにその下の130サイズを利用するものが多いです。200g未満で造られた物を買うのは良いですが、最初の初号機から200g未満の自作に挑戦するのはかなりハードル高いのでおすすめしません。
250以上の6インチ機もありますが、パワーがありすぎて初心者には少しむずかしいと思います。サイズとしておすすめなのは、機敏性やパワーのバランスがいい210サイズか180サイズがいいと思います。レースのレギュレーションの多くが最近は210前後になっていることも一つの理由です。
まずは、RTFセットでレースドローンを知るべし
おそらくレースドローンを自作したい人の中には、純粋に飛ばしたい人だけでなく、電子工作などが好きで、ドローンを自作したい人がいると思います。もちろん最初から様々なパーツを入手して、自作するのも一つです。しかし、私はARFやRTFと言われる「ある程度組み上がった機体」を購入されるのが初心者・入門者には良いと考えています。(※ARFはAlready Ready to Fly、RTFはReady to Flyの略です。)
ARFやRTFを選択した方がいい理由は、1から自作する場合は、各種パーツの名称やドローン自体の構造に不慣れなため、いざレース用ドローンを作ろうとしても「パーツが足りない」や「配線がわからない」ことが多々あるためです。ARFやRTFセットはショップで組み立てられていますので、後は2,3パーツを接続したりするなど、そこまでの設定は不要になります。(しかし初心者にはこれも難しく感じる人が多いはず!)
実際にARFやRTFセットを購入し、飛行させているとクラッシュしたり、メンテナンスしたりと結局は中を開けてハンダ付けしたり様々な作業をする必要性がでてきますので、RTFだから何も身につかないということもありません。それよりも、まずは、「飛ばせるレース用ドローンはどういうものなのか?」を理解し、ドローンの楽しみを覚えたうえで、各種パーツや設定理解を深めていきましょう!
おすすめレース用ドローンのRTFセット
ここでは、おすすめできるRTFセットと併せて購入をしておいた方が良いものをピックアップしていきます。
定番・王道なQAV210
QAV210は、Lumenierというドローンレースの分野では有名なメーカーのフレームです。GetFPVでは、QAV210のRTFセットがあり非常におすすめです。もう一つ小さい180サイズもあるのでお好みのほうで良いと思います。
the QAV210 Mini FPV Quadcopter RTF by Lumenier
このRTFセットには、以下はついていませんので、別途購入する必要があります。
- プロポと受信機(参考リンク:14SG)
- リポバッテリー(参考リンク:3S 1300mAh)
- FPVゴーグル(参考リンク:FatShark Dominator V3 )
CCDカメラもついていますので、上記3つがあれば、すぐにFPVでの飛行することが可能です。フライトコントローラーがLUXという高スペックなFCであり、CCDカメラもとても良いものです。RTFセットは送料込みで500ドルくらいですので、やや高いとは思いますが、後悔しない一台になると思います。
安い!使い倒すならTyrant180
このTyrant180は20,000円でほぼ全てパーツが収まっているというとてもおもしろい機体です。初心者には十分なスピードがでますし、バランスも良い機体です。最近流行りので低重心のフレームでもあります。これも、一通り揃っているので、送受信機とFPVゴーグルを用意しておけば、すぐに飛ばせます。
Diatone Tyrant 180 Quad PNF Kit
航空法対象外の200g未満完成機
航空法の改正により200g以上のドローンは、規制の対象となりえます。人口密集地域での飛行やFPVなどの目視外飛行は、国交省への許可が必要となります。そんな規制の対象外となるのが、このような200g未満のドローンです。下記のドローンはすでに完成機として容易されているため、QAV210同様にプロポやバッテリー、ゴーグルを揃えることで飛行することが可能です。
ドローンを飛行させるために必要なもの
上記のRTFセットを購入すると組み立て済のドローンが到着しますが、プロポや受信機との接続やフライトコントローラーの設定などが必要になると思います。これらがどのような仕組みや構造になっているか、全体把握するためにも、以下の内容を確認しておくのがおすすめです。